物語のどこまでが史実で、どこからが創作なのか。制作の姿勢をまとめました。
本作は物語ですが、背景となる歴史・風俗・技術は、思いつきで書くことをしません。ひとつの題材ごとに書籍や史料にあたり、確かめられたことだけを土台にしています。ここでは、その進め方をお伝えします。
場面・人物・会話は創作です。特定の年に特定の村へ「ボク」が居合わせた、という設定そのものは、物語のための虚構です。
一方で、その時代に何が食べられ、何が着られ、どんな道具がどう使われ、いつごろ何が広まったのか——といった暮らしの実像は、参考文献の範囲でのみ描いています。史料で裏づけの取れないことを、あたかも事実であるかのように断定して書くことは避けています。断定できない事柄は、伝聞や推量のかたちで、そのように書いています。
題材ごとに、その分野の定番とされる研究書・概説書・史料を選びます。民俗学・生活史・食文化史・服飾史・建築史・宗教史など、各話のテーマに応じて、信頼できる著者・版元のものを優先します。各話の末尾に、実際に参照した書籍を [参考文献・もっと詳しく] として、書名・著者・出版社・ISBNまで明記しています。
参考文献として挙げる本は、実在する書籍でなければ意味がありません。本サイトでは、各話に載せるISBNを、国立国会図書館サーチ・openBD などの書誌データベースに照合し、実在する本のものであることを機械的に検証したうえで公開しています。存在しない本や、番号の取り違えが混ざったまま公開されることのないよう、公開前の確認を仕組みとして組み込んでいます。
各話に添える絵は、作品全体で画風をそろえた挿絵です。特定の人物の顔を描かない方針で、その時代の道具や情景を静かに示すものとしています。史料に残る図版そのものではありません。
史料にあたって書いていても、思い違いや不十分な調べが残ることはあります。お気づきの点があれば、お問い合わせフォームからお知らせください。いただいた指摘は確認のうえ、本文や、あとの回の考証に反映していきます。
本作は歴史的背景にもとづくフィクションです。正確な事実を確かめたいときは、各話末の参考文献にあたっていただくのが確実です。掲載情報の利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねます。くわしくはプライバシーポリシーをご覧ください。