甘葛あまづら
物語のなかに4回あらわれることば・ある話の主役の題材
砂糖が広まる以前の日本で珍重された植物性の甘味料で、蔦の類の樹液を冬に集めて煮つめた琥珀色の甘い蜜。
ことばの由来
蔦(ツタ)やアマチャヅルなど蔓草の樹液を冬に採り、煮つめて「甘葛煎(あまずらせん)」を得たと伝わるが、原料植物の特定や正確な製法には諸説あり不明な点が多い。『枕草子』には削り氷に甘葛をかけて食したと記され、平安の貴族の上等な甘味だったらしい。
[参考文献]前川佳代・宍戸香美 『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』かもがわ出版/中山圭子 『事典 和菓子の世界 増補改訂版』岩波書店
この語が息づく話
※ 語の読みは本文の振り仮名から、登場話は本文から機械的に集めています。定義・由来は出典を確かめたうえでそえています。