そろそろボクの話をしようか
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硯
すずり
物語のなかに8回あらわれることば
この語が息づく話
08
神さまへ届ける、一頭の馬のこと
21
春を運ぶ一枚
32
墨が濃くなるのを待つあいだに、人は半分、もう書いていた——一字を記すまえの、しずかな手間のこと
64
ひとりの歌が、座にいならぶ皆で継ぐ言葉の遊びになっていった日のこと
66
扉を開けば、それは「しまう」ではなく「飾る」になった——書物と調度を納めて誇った、厨子という棚のこと
72
声が、そのまま紙にのった日——漢字をくずして生まれた、やわらかな女手のこと
95
名のなかった家に、名がひとつ生まれた日のこと
110
言わずに言う、というやり方——三十一文字を返し合って、人は想いの行き来を覚えた
※ 語の読みは本文の振り仮名から、登場話は本文から機械的に集めています。語源や意味の解説は、 出典を確かめたうえで順次そえていきます。