梁はり
物語のなかに14回あらわれることば
柱の上に水平に渡し、屋根や床の荷重を受けて支える構造材。桁と直交する方向に架ける。
[参考文献]太田博太郎 『日本住宅史の研究』岩波書店/川島宙次 『民家のデザイン[日本編]』水曜社
この語が息づく話
- 04浜の火で二晩煮つめた塩と、海を知らぬ山あいの里
- 05西国三十三所、旅人たちが道々に残した草鞋の山
- 20堺の店先で見た、褐色の珠と、白い木肌の珠
- 30土佐の宇佐の浜で、煤けた小屋の三本の節に付いた三つの値
- 40皮屋の小屋の梁から子がおろした、二枚の皮の切れ端
- 59雨やどりの寺で、鶴丸は四十七の小石を並べた
- 60七日踏み固めた土と、穂を結ぶ縄のある村の秋
- 81継ぎの上に、なお白い糸を刺す雪の里の夜
- 93枡の線を踏んで出る足と、背に弟をくくった子
- 98一枚の紙人形は、何を運び去ったのか——齢の節目を恐れた、古い習わしのこと
- 122羊のいない羊羹、禅寺の台所で重ねた十一度の作り直し
- 125渋柿を軒に吊るせと言った、よそ者の男
- 142笠の下の二人連れと、灰の降った町の女房たち
- 144長崎から来た硝子売りと、軒の鈴に首を振った本所の大家
※ 語の読みは本文の振り仮名から、登場話は本文から機械的に集めています。定義・由来は出典を確かめたうえでそえています。